自家製2年熟成味噌
こんばんは。
Syoです。
田舎暮らしを始めて色々と手作りすることが多くなりました。
その中でも力を入れて作っているのが味噌です。
日本を代表する発酵食品である味噌。
「味噌は医者いらず」と言われるほど、
美味しいだけでなく、
腸内環境を健康に保ったり、
肌の調子を整えたり、
最近ではガンを抑える効能もあるという研究もあります。
私の住む村では、
味噌を今だに手作りする人が多いです。
現代の人からすると「味噌を作り!?」と驚かれるかもしれませんが、
かつてはどの家庭でも作られていたんですよ。
味噌の作り方
まず驚くのが材料です。
味噌つくりの材料は大豆、糀、塩のみです。
市販の味噌の成分表示をぜひ見てみてください。
安い味噌ほど色々と入っています。
本来味噌は熟成させるのに時間がかかります。
それを時間をかけずに、
うま味調味料などで味を整えている場合があります。
さてさて、味噌作り。
私が仲間に入れてもらっている味噌つくりのチームでは、
自分たちで麹(こうじ)から起こします。
麹は蒸した米や麦などに麹菌をつけて繁殖させたもの。
この麹菌が味噌つくりには欠かせない存在なのです。
(大量の米を炊きます。)
(蒸した熱々のお米。無農薬米です。)
麹菌は熱に弱いので蒸したお米を広げて冷まします。
冷めた(40度以下)お米に麹菌を振りまき、
よーく混ぜます。
そして35度くらいで2日ほど保温すると麹が出来上がります。
(途中で均一になるように切り返しをします。)
(米に白いホワホワしたもの(要はカビ)がついていればOK!)
その麹と塩、蒸した大豆をミンチにしたものを混ぜて重石を乗せて熟させると味噌が出来上がります。
(写真探せず。涙)
天地返し
だいたい村の人は3年ほど寝かせてから食べます。
その間も放置ではなくて、
半年〜1年ごとに“天地返し”をして味噌を均一にする作業が必要です。
今日は春に仕込んだ味噌の天地返しをしました。
(左が2年半もの。右が春に仕込んだもの。)
半年しか経っていない味噌は塩がとんがっており、
若々しい。
一方、2年半経ったものは麹の甘い香りが強く、
味にも深みが加わっています。
毎年自分たちで仕込んで、熟成したものから消費していく。
自分で作ったものだからこそ、なお美味しい。
シンプルだからこそ、体にもいい。
こんな幸せなことないやっ!
おわりに
いかがでした?
最近では自分で作る味噌キットなんかも売られています。
興味ある方は是非トライして見てください^^