ジェノベーゼソースを作り置き<保存食>の!はずがっ!
こんばんは。
Syoです。
この時期になると、
畑のものを使って、
冬場の保存食作りが忙しくなります。
そして、忘れてならないのが、
バジルを使ったジェノベーゼです!
今夜はジェノベーゼ仕込みについて記事にしていきます。
ジェノベーゼとは?
まずはジェノベーゼについて。
正確にはペスト・アラ・ジェノベーゼと言います。
イタリア生まれのバジルを使ったソースです。
バジルの風味が豊かで、
コクがあって、
大好きなソースです。
パスタ以外にも色々と使えるのがいいですね!
そんなジェノベーゼソースですが、
材料さえあれば以外と簡単に作れちゃうんですよ!
わたしが作っているレシピを紹介します。
<材料>
バジル 50g
松の実 40g
ニンニク 1〜2かけ
オリーブオイル 150ml
<作り方>
松の実はコクを出すためのものです。
ただ、松の実って普通は家庭では使わないですよね。
用意できなければ、
マカダミア、カシューナッツも使えますし、
それ以外では、
くるみ、アーモンド、ピーナッツも使えますよ。
長期保存可能!
こうして出来上がったソースは、
そのまますぐに使った方が、
香りがよく美味しいです。
でも、多く作って余ってしまった場合や、
わたしのように保存して後日使いたいという場合、
きちんと処理すればかなり日持ちします。
保存方法は2つ。
冷凍保存と真空保存です。
冷凍保存
手っ取り早いのがこれ。
ジップロックに入れて冷凍庫に入れるだけです。
日持ち期間は、
風味を考えると1〜3ヶ月くらいで食べたいところ。
ただ、それなりでいいという場合は、
1年くらい平気で持ちます。
真空保存
わたしがよくやるのはこっち。
ジェノベーゼソースを、
清潔な瓶の95%ギリギリまで入れて、
残り3%をオリーブオイルで蓋をしてしまうというもの。
実際は完全な真空ではありませんが、
外気が入らないので、
悪くなりにくいです。
しかも、極端に高温にならなければ、
常温保存が出来ます。
こちらの保存期間はおおよそ1年。
インスタの写真のソースは昨年仕込んだもので、
瓶詰め常温保存しといたものなんですよ!
でも、心配な場合と、
蓋を開けてからは、
冷蔵庫で保存してくださいね!
注意点
ちなみにパスタで使用する量は、
1人前大さじ1〜2くらい。
何かのソースに使ったとしても、
そう多くはありません。
そして一度ふたを開けると、
その後、空気が触れる面はカビが発生しやすくなります。
わたしはカビが発生しても、
表面をスプーンですくって捨て、
奥のなんでもないところを使いますが、
やはりカビは発生させてくないもの。
保存する際はなるべく小瓶がオススメです。
では、早速作ってみよう!
ひとはな農園の無農薬バジルを収穫して、
小瓶5つくらい仕込んでみようと思います。
まずは収穫から。
(これで25gくらいです。)
水洗いをして…
「んんん?」
水洗いをしていると、
なんか変わった匂いがしてきました。
「もしかしてバジルかな?」
と思い、
バジルに鼻を近づけると、
やっぱりバジルから。
しかもどこかで嗅いだことのある匂い。
「なんだろう?」
色々考えていると、
なんの匂いかわかりました。
「サルミアッキ!!!」
フィンランドの伝統的なお菓子で、
世界一不味い飴と言われているものです。
「なんでバジルが?」
理由はわからないけれど、
とにかくバジルの葉を食べてみると、
やはり香りがおかしい。
そして、不味い。
今年のバジルのタネは、
ホームセンターで買ってきたもの。
自家採種したものではありません。
自家採種であれば、
交雑させてしまった可能性は大いにあるのですが…
でも、栽培過程でバジルの味や香りに、
何か影響を与えることをしただろうか…
考えても見当がつきません。
それにシソ科の植物は、
同じシソ科と交雑しやすいという話を思い出しました。
「シソ科というと…ミントじゃないか!?」
そう。
清涼感といい、香りといい、
ミントが混ざっています。
もう一度収穫したバジルの葉をみると…
「???」
「葉がギザギザしている!」
今まで育てたスイートバジルは、
こうしたギザギザはなく、
まん丸ぷっくりとしたフォルムでした。
(今まで育てたスイートバジルとはフォルムが違う。。)
いずれにしても、
これではバジルソースを作っても、
食べられない。
泣く泣く今年のジェノベーゼソース仕込みは断念しました。。
本当に残念。。
おわりに
その後、色々調べてみると、
交雑しやすさを利用して、
本当に様々なバジルの品種があるんですね。
残っていたタネのパッケージを見ると、
バジルとしか書いてませんでした。
うーん、なんとも。。
本当に残念だけど、
ジェノベーゼソースは諦めるしかないですね。
その代わり、色々と勉強になったので、
来シーズンに活かしていきたいと思います。