ひとはな農園たより「えだまめの根」
こんばんは。
ひとはな農園のSyoです。
昨日は茶豆を収穫しましたよ。
その日その日食べる分を収穫。旬のものを食べれる幸せ^ ^#自然栽培 #naturefarming めざせ#自給自足 #selfsufficient #マイクロトマト #ホワイトチェリー #穂高いんげん
マメ科の植物の役割
枝豆や大豆、インゲンやスナップエンドウと、
美味しいマメ科の作物ですが、
自然栽培では別の意味合いもあります。
特に自然栽培初期の畑では、
その役割は重要です。
マメ科の植物は、
根に「根粒菌」という菌が寄生します。
この菌は空気中の窒素を土に固定する役割があると言われています。
窒素は植物の成長には欠かせない元素です。
慣行農法では化学的に生成した窒素を畑に入れますが、
そうするとこういった菌が不要になり、
次第に生態系のバランスが崩れてしまいます。
そこで自然栽培では、
マメ科の植物を利用するのです。
枝豆や大豆はその代表格。
自然栽培2年目のわたしの畑でも植えています。
面白いのがこの菌の寄生の様子が見れること!
どうするのかというと、
マメ科の植物を引っこ抜いて、
根を観察します。
根に丸いつぶつぶが付いて入れば、
そこが根粒菌の住処です。
(枝豆の根っこを観察。)
(このポコっとしたものが根粒菌の住処です。)
この数が多ければ多いほど、
土に窒素が必要な状態、
つまり、
作物が育つには土が豊かではない一つの指標になります。
マメ科の植物を毎年植えていると、
だんだんとこの根粒菌の粒が減ってくるそうです。
ちなみに普段は収穫し終わっても、
根っこは引っこ抜きません。
そのまま放置か、
地上部が邪魔であれば、
地上部のみ刈り取ります。
根っこが土中に残ることで、
根と土の間に隙間が生まれ、
土が固くなりすぎません。
その隙間に空気や水の居場所も生まれます。
様々な微生物や小動物の生活の場になるのです。
根粒菌以外の…
ところが今回、
根粒菌の具合をチェックしようと、
根を引っこ抜いたのですが、
思いもよらぬものに遭遇しました。
主根に白いものがびっしりくっついていたのです。
(白いもの…なんじゃこれは???)
白い粉を吹いたイモムシのようなものの集団…
初めてのことだったので良くわからず、
ただちょっと気持ち悪い…
帰って色々調べましたが、
カイガラムシの一種のようです。
吸汁し、
植物の生育を妨げるため、
いい虫とは言えません。
思った以上に、
枝豆が大きくならないので、
この子たちの仕業だったのでしょうか。
今後もう少し詳しく調べる必要がありそうですね。
おわりに
虫は本当に本当にたくさんの種類がいて、
わからないことだらけです!
でも自然界では意味のないことは起きない、
意味のない生き物は存在しないので、
きっと何か教えてるために現れてくれているんだと思います。
今はまだわからないことだらけですが、
少しずつ理解できたらなぁと思います。
(でもやっぱり作物が食べられるのは、悲しいーというのが本音ですが> <;)
明日も頑張りますよー!