ひとはな農園たより「アロイトマト種採り」
こんにちは。
ひとはな農園のSyoです。
夏野菜もそれなりに育ち、
来年栽培用のタネ採りも徐々に行って行きますよ!
今日は大玉トマトの“アロイトマト”さん!
アロイトマト
大玉トマトといえばF1種の“桃太郎”が有名です。
F1種とは…
現在栽培されているほとんどの野菜の種はこのF1種というもの。
メンデルの法則によって人間にとって育てやすい特徴を抽出した野菜の種。
この仕組みを利用すること自体は問題はないが、その種の作り方には大いに疑問を感じる。
詳しくは、ぜひ調べて見てください。
(今後、詳しく別の記事にしますね。)
この桃太郎からタネ採りをし、
オリジナルの品種に育て上げたのが、
アロイトマト。
アロイとはタイ語で美味しいを意味します。
糖度が高い、生食用のトマトです。
自然栽培農家さんでは有名なトマトで、
露地栽培に適しています。
(近代農法では、トマトは一般的にビニールハウスで育てます。)
タネ採り方法
なるべく甘く美味しいものを選抜します。
が、
選抜するほどの株数はないので、
ひとまず完熟したトマトを選びました。
数日室温においてさらに追熟させてから、
タネを取り出します。
湿度が高かったため、
トマトの割れ目がカビてしまいましたが、
タネにはどれほど影響はないはずです。
(一部カビちゃいましたが…)
匂いを嗅ぐと、
発酵しています。
いろいろとタネ採り方法を調べると、
“発酵させる”としばしば書いてあります。
熟させるという意味と捉えていますが、
本当のところはどうなのでしょうか。
どなたかわかる方がいましたら、
ぜひ教えてください。
(タネをかき出します。)
ゼリー状の部分とタネをわけ、
この後、乾燥させるため、
ティッシュペーパーの上に広げました。
(よ〜く乾燥させ、保存します。)
だいたいこれで全部なのですが、
タネはいくつあると思います?
ざっと数えて50粒ほど!
一個のトマトからタネが50粒もできるなんて!
一粒万倍とはこういうことですね!
(この一粒一粒が命のリレーをつなぐ、大きなパワーを宿しているなんて!)
おわりに
タネは本当にすごいパワーを宿しています。
ただ子孫を残すだけでなく、
経験した遺伝子情報も引き継ぐため、
次第にその土地に馴染んだ種へと進化します。
かつては当たり前だった自家採種。
今では効率化を求めて、
“タネは買うもの”になっています。
だからこそ、
手間がかかっても、
愛情を持ってタネ採りを続けて行きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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