ひとはな日和

脱サラし移住した田舎でサラリーマンしながら畑やってます!目指せ!脱サラと、ひそかに自給自足に憧れています。

梅干し作りと田舎暮らしに思うこと

梅干し愛好家の皆さん、

そのほかの皆さん、

おはようございます、

梅しごと初心者のSyoです。

 

皆さん、梅干しは好きですかー?

わたしは大好きです。

毎日最低一粒は食べたい、

(正直を言うと、いつでも食べたい時に食べたい。笑)

けれど、梅干しって高い!

そう思い、昨年から自分で仕込むことにしました。

今年も梅しごとやってますよ!

nounoublog.hatenablog.com

 

 

ここんところ雨が続き、なかなか作業できないので数日放置していました。

今週は天気が回復するとの予報、

実際に昨日は朝から快晴だったので、

天日に当てようと梅さんに会いに行ったらまさかの事態に!

今日はその記録です。

 

カビてる!!!

数日ぶりに梅さんに会いに行き、

フタを取ると…

なんともいえない、

梅干しのほのかな甘さと

大好きなあの唾液が勝手に出てくる酸っぱい香りとが体を駆け巡り、

なんとも幸せな朝なこと!

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と思っていたのもつかの間、異変に気づきました。

「…ん?白い点が…ある?これってもしかして…」

 

そう、一部カビてました。

ショック!
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(中心に数ミリの白いカビ。写真ではわかりにくいですが。)

 

梅干し作りの大敵は「カビ!」と、

以前作り方を調べていて知っていたので、

そりゃもう焦りました。

 

原因は…

色々冷静に状況を整理していくと、

原因が見えてきました。

 

昨年も雨が多く、なかなか天日干しできない日が続いていたにも関わらず、カビることはありませんでした。

ということは、天候のせいというよりは別の可能性が高い。

今回は樽を使用し、昨年は大きいジップロックを使用しました。

(初めてということもあり、少量だったので。)

カビていたのは上にあった数粒だけ。

梅酢は上がっていたものの、一番上はかぶっていなかった部分もある。

さらには塩が溶けきっていない。

(…昨年もだったかな?覚えていない。)

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(けっこう残っているお塩さん)

 

これらから以下のように推測しました。

 

まだこれから梅酢が上がってくる段階であり、

そんな中、雨が続き湿度が高い環境。

ジップロックでは湿度は関係なかったが、

樽なのでもろに影響し、梅酢が使っていない部分がカビてしまった…

 

毎日様子を見に行き、

塩の溶けていない状況から少し混ぜてあげたり、

上下入れ替えてあげればこういうことにはならなかったはずです。

ごめん、梅さん!

 

泣く泣く数粒捨てて、

念の為に残りの梅さんを天日干し(殺菌)し、

また梅酢に戻しました。
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(梅さん、ごめんなさい。。)
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(気持ち良さそう。いい風景だなぁ。)

 

油断大敵!

これからきちんと面倒見ます!

残りはなんとかうまくできるといいなぁ。。

 

手作りっていいよね

そういえば、田舎暮らしをしていて

本当に残念思っていることがあります。

それは…

「手作り」が消えていることです。

梅干しもそうなんです。

 

手作りする人はもちろんいます。 

例えば、近所のママさんなんかが

「梅干し食べない?」

っておすそ分けをもらったりします。

手作りアンテナが高く、梅干し大好き人間なわたしは、

「これって手作りですか!?」

って喜んで受け取ります。

「手作りだよ、おばあちゃんのね。わたしは作らないから。」

こういう答えが結構あるんです。

 

この間いただいた“草もち”もそう。

冬にいただいた“たくわん”もそう。

本当に美味しかったから、

「作り方レクチャーしてください」

というと、

「美味しいでしょう?おばあちゃんが作ったのよ。」

と。

 

手作りしてきたおばあちゃんでさえ、

「今は買ったほうが安いからねぇ」

と言ったりするんです。

 

実際、梅干しにかかわらず、

手作りしたものより、

買ってきたものの方が今の子達は喜びます。

おじいちゃんおばあちゃんもそれを知っているんです。

なんか悲しいなぁ。

残念だなぁ。

この話はもっと背景が複雑で深く、

文字数が長くなりそうなので別の記事にしよう!と思います。

今回はこの辺で!

 

最後に…

ふと、ジブリ映画“魔女の宅急便”のワンシーンが思い出されました。

おばあちゃんが手間暇かけて作ってくれた“ニシンとカボチャの包み焼き”をキキが届けるシーン。

「わたしこのパイ嫌いなのよね」

 

手作りの“ニシンとカボチャの包み焼き”食べて見たいなぁ。