ひとはな日和

脱サラし移住した田舎でサラリーマンしながら畑やってます!目指せ!脱サラと、ひそかに自給自足に憧れています。

ひとはな農園たより「これまでと、これから。大切にしたい5つのこと。」

おはようございます。

ひとはな農園のSyoです。

「初心忘るべからず」

まさに言葉の通りです。

今日は自分で農園を、

しかも無肥料無農薬な自然栽培という方法で運営するに至った想いを綴って行きます。

 

お金に縛られたくない

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わたしは今、群馬県の山奥で村民生活をしています。

ここで生活し始めて今年で5年目。

それまでは千葉県で大学・大学院生活6年、社会人生活3年を過ごしていました。

 

そこでは働きながらずっと胸に秘めていた想いがありました。

「何か違う」

はっきりとした想いではなかったのですが、

このままこの会社でサラリーマンは一生続けてはいけない、

けれども、辞めて何しようかわからない、

そんなモヤモヤとした気持ちがずっとありました。

 

 

辞められなかった理由は2つ。

「やりたいことがわからない」

「収入がなくなる」

でした。

 

「やりたいことがわからない」は興味のある新たな世界に一歩踏み出し、

チャレンジしていくことで見えてくるのではないか、

すぐには見つからないかもしれない、

と少しだけ気持ちに余裕のある想いでしたが、

 

「収入がなくなる」は危機感を感じていたのを覚えています。

家賃の支払い、水道ガス電気の支払い、奨学金の返済、毎日の食費…

それに加え、仕事のストレスの発散方法が何かしら「消費」すること。

しかもそれが日常的になっていました。

さらにFacebookなんかで友人、知り合いの旅行の話や、新車を購入した話を見て、

自分より収入がある人たちに対して「劣等感」を感じるようにもなっていました。

つまり「お金」がないと、お金で何かを「消費」しないと心が満足しない体質になっていたのです。

 

転機は辞令が出たとき

これだけ便利で物質的に豊かになった世の中なのにどうして「お金」に縛られてしますのか。

一つ手にすると、さらにもう一つ欲しくなるのはなぜか。

他人に左右される生き方は嫌だ。

そういう想いが爆発しそうになっていたとき、異動の辞令が来ました。

そこで辞めることを決意したのです。

そして自分の価値観を確かめるために、

一部上場企業から中小企業へ

都市型の生活から村民へ

と働き方や環境をガラッと変えた生き方を選びました。

そのときから自分で食べるものくらい自分で生産したいなぁ、

となんとなく思っていたのですが、

その想いが発芽したのが2年前だったんですね。

 

電気やガスがないと何もできないってどうなの?

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(自家製野菜を食す。幸せ〜^^)

さて、田舎暮らしを始めたきっかけを書いてきましたが、

農園を運営するに至った大事な想いがもう一つあります。

それは東日本大震災のとき強く感じたこと。

みなさんはさまざまなインフラが麻痺してしまい、生活が極端に不便になったのを覚えていますか?

ガソリン不足、コンビニからカップラーメン等の食料が消える、電気がないとご飯も炊けない…

生物としてすごく弱いな、おかしくないかな?、と違和感を感じました。

電気やガスで便利に生活していますが、その仕組みを知る人はほとんどいません。

それってどうなのでしょう?

誰かにしてもらっているモノ・サービスに対して「お金」が発生しています、

ってことは、自分でできればお金いらないじゃん!

と、当たり前のことを強くつよく認識し、

「自給自足」的な生活できないかな、と想うようになりました。

 

ん?今の農業の…野菜の現状っておかし…いんじゃない?

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(かぼちゃの発芽)
 

その第一歩が「農園」だったのです。

ところがいざ始めようと色々調べると「???」がたくさん。

結局お金…?

まず近代農法で畑をするには結構お金がかかります。

耕運機、堆肥、除草剤、農薬、たねや苗の購入、ビニールマルチやハウスなどの資材…

専業農家さんほどの出費はしなくとも、

毎年こういった出費があるとは思いませんでした。

植物のあり方

今はたねや苗も毎年購入するのが当たり前ですが、

植物ですもの、

花が咲き、実がつき、たねを採取すれば

翌年そのタネをまいてまた収穫できると思ったら違っていました!!!

現在スーパーに並んでいる野菜たちって姿かたち皆一緒ですよね?

よくよく考えるとあれはおかしい!

生物なのに個性がないんですよ?

また、そういった野菜はたねを残しても次世代は親のようには育ちません。

つまり子孫を残せない野菜たちなんです。

ここでは難しい話は避けますが、

現在の野菜のほとんどは効率性を重視し、

人間の都合の良い条件で生産されています。

まるで工業製品のよう。

興味があれば是非「F1種」「固定種」「在来種」「雄性不稔」「自家採種」「自然農法」などでリサーチして見てください。

 

グレーゾーンではなく、真っ白を求めて。

とは言ってもみんな食べてるじゃん!

と言われればその通り。

ですが、あなたに影響がなくともあなたの子供、その子供…と、

次世代以降に影響がないとは限りません。

実際、わたしはなんともないのに、わたしの娘はアトピーです。

現代の科学では短期的なテストをし、製品開発は行われていますが、

長期的にはどうなるのかは「良い」とも「悪い」ともわかっていません。

 

だからこそ、わたしは気をつけたいんです。

 

だって、子どもたちの笑顔が見たいじゃないですか^^!!!

 

誰かに届け!この想い!

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(昨年無肥料無農薬で栽培し収穫した野菜たち)

 

そういった想いがあり、

農薬を使わない農業したい!

植物として健全なたねを使用した農業をしたい!

みんなにも一つの選択肢として知ってもらいたい!

と強く願って日々健闘しています。

 

まとめ

現在まだまだ上手くいっているとは言えませんが、

少しずつ前に進んでいきたいです。

幸い先輩自然栽培農家さんたちがいます。

諦めずに続けていきますし、

その様子をこのブログでも発信していきます。

 

良かったらまた見にきてくださいね!

いずれはみなさんにも野菜を食べてもらえる日がくるといいな、

と夢見ています。

 

それでは今日も楽しみましょう!